気持ちが落ち込んでいると自己啓発本が目に入りがちではないでしょうか。
気持ちを前向きにしてくれる言葉を探してついつい自己啓発本を読んでしまうのですが、気持ちが滅入っている時に選ぶ本を読んでもあまり身にはなりませんよね。
なんだか元気が出ないときも、元気な時に読んでも心励まされる書籍を紹介します。
オススメ書籍
- 私は私のままで生きることにした(キム スヒョン )
- コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集(さくら ももこ)
- ころべばいいのに(ヨシタケ シンスケ)
私は私のままで生きることにした
平凡だけど美しい、ごく普通の「私たち」に送るエッセイ本。
「いつも、人からどう見られるかを気にしていた」「これから私は、私のままで生きることにした」
人と比べて、何になる?
誰かと比べて生きるなんて、もうやめたらいいよ。世界にたった一人しかいない“自分”を大切にして生きていくために、
忘れないでほしい70のこと。
引用:私は私のままで生きることにした
私たちはみんな、ヒーローになること、特別な何者かになることを夢見ていた。
だけど今では、世界どころか自分を救うことに必死な大人になってしまった。
引用:私は私のままで生きることにした
私も完全にその一人です。(厨二病も患ってましてw)
特別ではないって気付いたのはいつだっただろう?
中途半端な大人になった私は誰かの期待に応えようとしたり、人の目を気にして生きていました。(今もまだまだ気にしてしまいますが!)
私は私のままで生きることにしたの著者は、「誰かの期待に応えようとしてはいけない」と言っています。
ああその通りだなと思いました。
また、私たちが期待に応えるために力を尽くすべき唯一の存在は、自分自身だけと言い切ってくれるスタンスにとても救われます。
あなたの心にもきっと寄り添ってくれる一冊です。
「勉強しないとダメですか?」「カッコよくなりたい」「死んだらどうなるの?」
みんながモヤモヤする100の問いにコジコジが答えます。想像のはるか上をゆく回答の数々に驚き、笑い、ときに立ち止まってしまう。さくらももこさんが大切にしたコジコジのエッセンスを凝縮した1冊です。
引用元:AMAZONコジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集
「コジコジ」とはさくらももこ先生のコミック作品です。
メルヘンの国に暮らすコジコジとその仲間達の生活の様子が、シュールに描かれています。ブラックジョークが随所に散りばめられているので今読んでも笑えます。
そんなコジコジから悩めるあなたへの一問一答形式の問答集です。
ちっぽけなことで悩んでいる自分に、「なにそれ?おいしいの?」的なノリで軽快につっこんでくれます。
「コジコジ」を知らない人でも楽しめる作品です。
生きるってことは、息を吸って吐くことだ!そうです。
そう!息してるだけで私たちは生きている!万々歳だ!!!!
色々どうでもいいな〜って思えてきますよ。
最終ページの解説もあるのですが、最後までクスッと笑わせてくれる、そんな一冊です。
ころべばいいのに
きらいな人がいてもいいんじゃない!ヨシタケシンスケ流こころの処方箋。イヤな気持ちって、自分ではどうしようもないどしゃぶりの雨のようなもの。そんなときはね・・・!
ん?絵本?と思ったあなた!
侮るべからず!優しく心に寄り添う絵本なのですよ。
引用元:ころべばいいのに
ヨシタケシンスケ展に行ってからすっかりハマってしまった絵本の1つです。
「ころべばいいのに」の主人公は小学生の女の子。
本の書き出しは、、、
「わたしには きらいなひとがいる。 なんにんか、いる。」
ですよ。もう最高༼ꉺɷꉺ༽
嫌いな子がいるなんて、言いたい事も言えないこんな世の中じゃ(ポイズンw)
俺は俺をだますことなく生きてゆく Oh!oh!
いきなり歌い出すけどね!でもそんな世の中ですよ。
嫌いだ、イヤだと思う自分も悪いよね…などと考えてしまうタチです。
そんな中、イヤな気分って例えるなら「とつぜんのどしゃぶり」みたいなものかな?と絵本の主人公は考えます。
なぜなら自分ではどうしようもないから。
そうなんですよね。大抵のイヤなことって自分ではどうしようもないことだったりします。
主人公はふと、大人に目を向けます。
…ああ、そうか。 おとなは みんな なかよくしていると おもっていたけど、おとなにも きらいなひとは いるんだね。
みんな たいへんだね
わたしも たいへんだよ
引用:ころべばいいのに
と気付いて考えます。
そうなの。大人も大変なの。
そんな彼女の考える対処法、心の処方箋をぜひ読みながらほっこりして欲しいです。
番外編
書籍ではないですが、書籍のように心に寄り添う語り口調が好きなので紹介させてください。
占いも元気がない時に頼りがちですよね〜(^^)
しいたけ占い
ご存知の方も多いと思いますが、しいたけ.先生による星座占いです。
そっと寄り添うような語り口調で、私たちを理解して励ましてくれます。
そうそう!そうなのよ!って思わずうなづきたくなるような内容も多いです。
押し付けがましい未来予想ではなく、今年はこうしていきたくなるかもよ〜という前向きな言葉をかけてくれる占いです。
最後に、今回紹介した本との出会いの話
「私は私のままで生きることにした」との出会い
当時は、母にされて嫌だったことをそのまま子供にしているな…ということに気付いてもどうすることもできず、子供との接し方に悩んでいました。
そんな折に、たまたま一人で立ち寄った本屋で表紙のイラストに惹かれて購入したのが「私は私のままで生きることにした」です。
自分の軸みたいなものがぐらんぐらんしてしまって、どこに立っているのか、どこに向かいたいのかが分からなくなっていました。
「私は私のままで生きることにした」の中には、そんな私のこんがらがった気持ちを少しほどくような考えが多く、今私は誰のために怒っているんだろう?と冷静になることができました。
「あなたのために言っている」とよく子供に言ってしまうのですが、本当に子供のために私は言っているのか?と振り返る機会になりました。
帰省した帰りに寄り道して立ち寄った伊香保の温泉街のお店で出会いました。
ピンクの表紙と見覚えのある可愛いコジコジの顔が印象的で、中身を開けば面白く、即決で購入にいたりました。
この本のためにコジコジを書き下ろしたわけではなく、全て「コジコジ」という漫画内の一コマを引用して返答しているんです。
コジコジって三巻しかないんですよ。
それで100問の問に答えられるコジコジはすごい!
「ころべばいいのに」との出会い
こちらは前述しましたが、「ヨシタケシンスケ展」という展示に行った際に知った本でした。(Amazonでポチりました)
ヨシタケシンスケ先生の絵本は大人も子供も楽しめる内容になっていて、どうしたらこんなに頭が柔らかいままでいられるんだろう?とどの本もとても感心してしまいます。
ころべばいいのにってタイトルが素直でストレートですよね。
思っていても、もう言えなくなった言葉です。(言わないに越したことはないのだと思いますが)
心が汚れて疲れ気味の大人の私は「ヨシタケシンスケ展」にて「バチがあたりますように」という絵葉書も購入しました⊂二( ^ω^)二⊃
「バチがあたりますように」絵葉書は我が家の冷蔵庫に貼ってあるので、何かあると絵葉書を見て心を沈めています笑
本当に最後になりましたが、どの本もとても魅力的でオススメの本です。
もし読んだら感想お待ちしています☆