仕事/デザイン

グラフィックデザイナーに必要なこと4選

グラフィックデザイナー歴15年のshioriです。

広告代理店に4年ほど勤め、その後フリーランスとして独立して11年目を迎えます。

学生時代は美大生やデザイン専門学生でもなく、入社した広告代理店も未経験での採用でした。

私は客観的に見てすごくセンスがあるわけではなく、イラストもお遊び程度しか描けません。全くのど素人が広告代理店に入社し、所謂社畜生活を送ってみたらフリーランスのグラフィックデザイナーやっちゃってたという話です。

これからデザイナーを目指したいと思っている方、現在進行形で社畜デザイナーの方、同じくフリーランスで活動している方に少しでも共感してくださる方がいたら嬉しいです。

グラフィックデザイナーとは

ざっくりした説明になりますが、主に紙媒体やwebサイトの広告やパッケージデザインの制作や、ゲームのキャラクターやアイコンその他背景デザインを行うお仕事です。

具体的な業務内容は職種や就職した会社によってバラつきがあり、幅広いジャンルのお仕事に関わることができると思っています。

グラフィックデザイナーに必要なこと4選

  • 忍耐力
  • 体力
  • クライアントの意見を的確にまとめて形にする論理的思考
  • コミュニケーション力

以上だと思っています。

クリエイティブな発想?必要です!
爆発的なセンス?もちろん必要です!
これらはもちろんあるにこしたことはありません。
しかし、こんな素敵スキルがない私には全くありません。(現在も残念ながら装備できてきません)

素敵スキルのない私は、上記4つで乗り切ってきました。

忍耐力(会社員時代)

めちゃくちゃ必要です。芸術的思考が強い方であればあるほどに必要です。

初期は、与えられた仕事をこなす忍耐力を求められます。
馬鹿みたいに毎日仕事があります。当たり前ですが、全ての案件に納期があります。

クライアントは全員が全員デザインやマーケティングに精通している方ではありません。むしろ全くのど素人みたいなお客様はたくさんいらっしゃいます。

どう見ても、どう考えてもおかしくなる。そういう修正めちゃくちゃきます。
何十回も修正したと思ったら、初稿(一番最初に提出した案)に戻して欲しいと言われること、、めちゃくちゃあります。

クライアントの意向に添い、販促物を求めている人の心に刺さるデザインを考え、提案し、形にする仕事です。

芸術家ではないのです。

自分のやりたいデザイン、好きな色、そんなものは正直二の次どうでもいいです。
何を求められ、何をアピールしたいのかを考え、ひたすら手と頭を動かすのです。

体力(会社員時代)


若手の時は特に体力勝負です。
先輩に眠気と戦う方法を教えてもらったりします。
まずはキレートレモン、それでも眠ければオロナミンCを摂取、箸休めにブラックコーヒーからのレッドブルです。もう意味わかりませんよね〜。
でもこれがリアルな日常なんですよ(笑)

終電で帰って6時の電車に乗って7時に出社とかザラでした(笑)
電車が無くなってタクシーで3時とかに帰宅…。いや懐かしいです。
寝れないのは嫌ですが、同僚には恵まれていたので若かったこともあり割と楽しく生活はしていたと思います。

クライアントの意見を的確にまとめて形にする論理的思考

めっちゃ大事なことです。
クライアントや営業さん、まじで具体的な指示がないとかめっちゃ多いです。
なんとなくスタイリッシュに(脳内にはイメージあるけど伝えてくれないやつ)
とか、
もうちょっとどうにかならない?(どこをどうしたいの?!)
とか、、、笑

最早想像するしかない。。。
と、いうことで色々な要素をまとめて、こうした方がより伝わります、わかりやすいです、かっこいいですなど、デザインに広告的意味を持たせて説得力を出すことでクライアントに納得してもらいます。(してもらえない場合も高頻度でありますが)

コミュニケーション力

何をするにもとても必要ですよね。
言葉やイメージを形にする仕事なので、エスパー的な能力が必要になります(笑)

どういう宣伝効果を期待しているのかな?
どんなイメージの広告なのかな?

全てにおいて、主観ではなくクライアント側に立った考えがまず必要です。
とにかく黒子に徹して心を殺してお客様に尽くします(笑)

そうしていくと、段々クライアントのやりたいこと+自分のカラーを出せるようになってくると思います。

クライアントに気に入られたり、円滑がコミュニケーションが取れると独立した時もお仕事に繋がる場合があります。
また、同僚つながりでお仕事をいただけることも多いです。
私は元同僚からの紹介でお仕事をさせていただくことが現在もあります。
そこからまた新しい人と知り合って、お仕事に繋がったりもします。

無理に仲良くしようという話ではなく、この人と仕事がしやすいなと思ってもらえるようなコミュニケーション力を鍛えることは営業力に直結するのかな?と今は思っています。

まとめ

大したスキルもなく、芸術的才能もない私がほぼ忍耐力と体力でフリーランスになってしまいました。

正直、技術的に足りないところもまだまだあります。
これだけは絶対に負けない!みたいなアピールポイントを持つとフリーになってからもクライアントの信頼を勝ち得ることができると思います。

それが私の場合は忍耐力、デザインの制作スピード(体力あるので)でした。受け身なデザインになりがちなので、これからはもっと自分で提案していけるような力をつけたいと思っています。

え?最後自分の反省ですやん?

なんの話でしたの?
私、まだまだフリーのデザイナー()として頑張るで!というお話でした!笑

全くの未経験で広告代理店に入社して、4年後フリーランスになった話こんにちは! もう今から十数年前、、(時間の流れ恐ろしい!)前職を9ヶ月で辞めた当時20歳の私は、未経験でデザイン業界に足を踏み入...

 



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shiori
個人で細々とデザイナー業を営んでいます。 タイトルのあめがなくとは飴が泣くと書きます。 新潟の方言で飴が溶けてしまった様子を表現する言葉です。 そのままの形より、少し溶けたような自分に馴染むような そんなデザインをお届けできればと思っています。

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